最近ではiPhoneもAndroidも、様々なデザインのスマホケースが販売されています。お洒落なもの、耐久性に優れたもの、壁に付けられるユニークなものなど、その種類は多岐にわたります。
スマホケースには様々な素材が使用されています。TPU、樹脂、皮、木材、ポリカーボネートなど、それぞれの素材はデザインや目的に応じて使い分けられています。
各素材には良い点もあれば悪い点もあります。今回はその中でもポリカーボネートについて、メリットとデメリットをご紹介します。
ポリカーボネートで作られたスマホケースは一般的にハードケースと呼ばれ、多く出回っています。
ポリカーボネートとは
ポリカーボネートとは、プラスチックの一種で、ポリカやPCと省略されることもあります。耐熱性に優れているため、アイロンなどの高温になる家電や、家具、建築材料などに多く採用されています。
また、耐候性にも優れており、屋外で使用しても痛みにくいのが特徴です。新幹線や双眼鏡など、屋外で使用されるものにも使われています。DIYで屋根などの素材としてポリカーボネート板を使用している方もいるかもしれません。意外と身近な素材なのです。
ポリカーボネートスマホケースのメリット
ポリカーボネート製スマホケースの最大のメリットは、その割れにくさです。ポリカーボネートはガラスの約250倍の耐衝撃性を持ち、防弾ガラスの素材としても使われるほどです。そのため、スマホを落としても十分に保護できます。
また、ポリカーボネートは透明度にも優れています。透明なポリカーボネート素材のスマホケースを使用すれば、iPhoneの(PRODUCT)REDのようなデザインを損なわずに保護できます。ポリカーボネートの透明度はガラスやアクリルと同等で、カメラのレンズにも使用されることがあります。
さらに、ポリカーボネートは非常に軽い素材です。スマホに装着しても重さを感じにくく、iPhoneケース一つ作るのに使うポリカーボネートはわずか15グラムほどです。軽量でスリムなスマホのデザインを損ないません。
ポリカーボネートスマホケースのデメリット
ポリカーボネート製スマホケースのデメリットは、その硬さ故に曲げに弱い点です。ケースをスマホから脱着する際に欠けたり割れたりすることがあります。特にカメラや電源ボタンが集中している部分は割れやすいため、脱着には注意が必要です。ねじって外そうとするとポリカーボネートが傷んで白く濁るため、丁寧に取り外すことが重要です。
また、ポリカーボネートは薬品に弱いです。アルコールやシンナーなどの有機溶剤で拭くと素材が劣化します。消毒用のアルコールを使うときれいに見えるため使ってしまう人も多いかもしれませんが、十分な耐衝撃性能を維持するためには薬品の使用を避けるべきです。ポリカーボネート素材のスマホケースのお手入れの仕方はこちらをご覧ください。→【素材別!】スマホケースのお手入れ方法
最後にもう一点、滑りやすい点が挙げられます。他の素材のケースからポリカーボネートのケースに買い替えた際には、滑りやすさに注意が必要です。以前と同じ感覚で使用していると、思わぬ時に落としてしまうことがあります。
ポリカーボネートのスマホケースが向いている人
ポリカーボネート素材のメリットとデメリットを踏まえて、どのような人に向いているのかをご紹介します。
– スマホ本体のデザインを活かしたい方
– スマホケースで嵩張るのが嫌な方
– スマホを重たくしたくない方
スマホ本体のデザインを綺麗に見せたい方、嵩張るのが嫌な方、スマホを重たくしたくない方に、ポリカーボネートのスマホケースは最適です。
まとめ
いかがでしたか?ポリカーボネート製スマホケースについてのメリット・デメリットはご理解いただけたでしょうか?
最後にもう一度ポリカーボネートのメリットとデメリットを簡単にご紹介します。
メリット
– 耐久性に優れている
– 軽量
– 価格が安い
デメリット
– 柔軟性に欠ける
– 薬品に弱い
デザインケースでもポリカーボネート素材のスマホケースの販売を行っています。iPhoneシリーズ、Androidシリーズ、どちらも対応機種が多数ありますので、ポリカーボネート製スマホケースの購入を検討している方は是非ご覧ください。