代表的なスマホケース素材5種類を比較
スマホケースに使用される代表的な素材は、TPU、レザー(本革)、レザー(合皮)、ポリカーボネート、シリコンの5種類です。素材によって特徴や質感が異なります。今回はこれらの素材について、その特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。
TPU(熱可塑性ポリウレタン)素材のスマホケース
TPU(Thermoplastic Polyurethane:熱可塑性ポリウレタン)素材のスマホケースは、プラスチックの耐久性とゴムの柔軟性を併せ持つのが特徴です。また、一定以上の温度で加熱すると簡単に変形させることができます。
TPU素材のメリット
- 傷がつきにくい
- 軽くて薄い
- 滑りにくい
- 衝撃に強い
- スマホケースに付けやすく外しやすい
TPU素材のスマホケースは柔軟性があり、スマホにぴったりフィットします。また、衝撃吸収性に優れているため、落とした際の衝撃にも強いです。さらに軽くて薄いため、スマホケースを付けたことによるストレスが少ないのもメリットです。
TPU素材のデメリット
- 化学薬品に弱い
- 高温の場所に置いておくと変形することがある
- 紫外線を吸収しやすく黄ばみやすい
TPU素材のスマホケースは化学薬品に弱いため、洗剤等を使用する際には注意が必要です。また、熱によって変形しやすい性質があるため、真夏の車内など高温になる場所やドライヤーの温風やヒーターの熱が当たる場所に置いておくと変形することがあります。さらに、紫外線に弱く黄ばみやすいのもデメリットです。
レザー(本革)素材のスマホケース
レザー素材のスマホケースは手帳型スマホケースに多く使われます。レザー素材には、本物の革を使用した「本革素材」と、合皮(PUレザー)素材の2種類があります。ここでは本革素材について紹介します。
レザー(本革)素材のメリット
- 時間の経過と共に手に馴染む
- 高級感がある
- 衝撃に強い
- 汚れにくい
本革素材のスマホケースは、使用時間を重ねるごとに色合いに味が出てきます。また、高級感があり、衝撃に強く、汚れにくいのも特徴です。
レザー(本革)素材のデメリット
- 価格が高い
- 水や摩擦に弱い
- お手入れが必要
- デザインが限られる
本革素材のスマホケースは他の素材に比べて価格が高いです。また、水や摩擦に弱いため、扱い方には注意が必要です。さらに、お手入れが必要であり、デザインの種類が限られるのもデメリットです。
レザー(合皮)素材のスマホケース
合皮(PUレザー)素材のスマホケースは、本革素材に比べてデザインの豊富さが特徴です。また、安価で撥水性に優れています。
合皮(PUレザー)素材のメリット
- 価格が安い
- 劣化しにくい
- 撥水性に優れる
- 軽い
- 質感が柔らかい
- デザインの種類が豊富
合皮素材のスマホケースは、本革素材よりも価格が安く、撥水性に優れています。また、軽くて質感が柔らかく、デザインの種類も豊富です。
合皮(PUレザー)素材のデメリット
- 耐久性が低い
- 表面が剥げることがある
- 熱に弱い
合皮素材のスマホケースは本革素材に比べて耐久性が低く、長年使用すると表面が剥げることがあります。また、高温の場所に置いておくと劣化が早まることがデメリットです。
ポリカーボネート素材のスマホケース
ポリカーボネート素材の特徴は、可視光線透過率が80%を超え、ガラスと同等の透明性があることです。また、一般的なガラスよりもおよそ250倍の耐久性があります。多くのハードケースがこのポリカーボネートから作られています。
ポリカーボネート素材のメリット
- 高い衝撃吸収性
- 軽くて薄い
- 安価
- 高い透明度
- 着色がしやすい
ポリカーボネート素材のスマホケースは、高い衝撃吸収性を持ち、保護力が強いです。また、軽くて薄く、透明度が高く、着色しやすい性質を持つため、デザインのバリエーションが豊富です。
ポリカーボネート素材のデメリット
- 薬品耐久性が低い
- 紫外線に弱く黄ばみやすい
- 衝撃でケースが割れることがある
ポリカーボネート素材のスマホケースは薬品耐久性が低いため、薬品を使用する際には注意が必要です。また、紫外線による黄ばみが起きやすく、強い衝撃が加わると割れることがあります。
シリコン素材のスマホケース
シリコン素材のスマホケースは、耐熱性や撥水性に優れていることが特徴です。また、落としても破損しにくく、手にフィットしやすいです。
シリコン素材のメリット
- 安価
- 耐熱性・撥水性がある
- 衝撃吸収力が優れている
- 手にフィットしやすい
- スマホに付けやすく外しやすい
シリコン素材のスマホケースは安価で、耐久性に優れています。また、衝撃吸収力が高く、手にフィットしやすいため、スマホを落とす機会を減らせます。
シリコン素材のデメリット
- ほこりが付きやすい
- 汚れやすい
- ポケットから出しにくい
- 伸びることがある
シリコン素材のスマホケースはほこりが付きやすく、汚れやすいです。また、ポケットやカバンから出しにくく、伸びることがあります。
まとめ
ここまで5種類のスマホケース素材について、それぞれのメリット・デメリットを見てきました。スマホケース素材にはそれぞれ強みと弱みがあるため、自分が重要だと思うポイントに合わせた素材を選ぶことをおすすめします。現在使用しているスマホケースが合わないと感じる方は、別の素材を試してみるのも良いでしょう。